->
営業時間:9:00-18:00(土日祝除く)

予約の取れないファイナンシャル・プランナー

公式LINEに登録はコチラ

こどものマネー教育〜お金の歴史と3つの機能〜

WRITER
 
こどものマネー教育
この記事を書いている人 - WRITER -
ファイナンシャル・プランナー/世界最大手、スイスのプライベートバンク勤務時代には、金融資産2億円以上の日本を代表する経営者、開業医、事業法人の資産管理を担当。現在は、一般の方から経営者、開業医などの富裕層まで、幅広い顧客にマネー教育に特化したファイナンシャル・プランニング業務を提供している。
詳しいプロフィールはこちら

皆さんこんにちは。ファイナンシャル・プランナーの渡邊です。今日は、子供のマネー教育の大切さについて書いていきます。突然ですが、父親や母親、祖父母の皆さん…あなたの大切なお子様やお孫様に、お金の歴史や機能を説明できますか?残念ながら日本の学校教育では、国語・算数・理科・社会・英語とは違い、お金の教育は授業にはありません。その為、お子様やお孫様に、正確なお金の歴史や機能を説明できないという人も多いのではないでしょうか?実は、こどもの頃にマネー教育を学ぶことはとても大切なことなのです。人間の性格や思考は、急には変えることが出来ません。その為、全く金融知識を身に付けないで社会人になってしまった人が、給料をもらったからといって急に資産運用をスタートすることは難しいのです。幼少期からマネー教育を学んだ人と全く学んでこなかった人とでは、今後の資産形成に大きく差が出てしまう可能性があります。しっかりマネー教育を身に付けて、ファイナンシャルリテラシーを高めましょう!まずは、お金の歴史から学んでいきます。

お金の歴史

お金の歴史

東京都中央区日本橋にある貨幣博物館をご存知でしょうか?日本のお金に関する歴史が学べます。学生の社会見学や歴史好きな外国人観光客にはおすすめスポットです。興味のある方は、是非訪れてみて下さい。お金を使うという文化ができる前は、モノとモノを交換する物々交換の時代でした。例えば、コメと絹、肉と魚を交換したりと、自分が欲しいモノと相手が欲しいモノとを交換して生活をしていました。しかし、物々交換にはいくつかの問題点がありました。それは、自分の欲しいモノと相手の欲しいモノが一致しない場合、物々交換が成立しないということです。そしてもう一つの理由は、食料など腐りやすいものは、貯蔵が難しいということです。1年中同じ作物が収穫できるわけではない為、物々交換ができる時期が特定の時期に偏ってしまうことがありました。このような理由から、いつどんな時でも、モノやサービスと交換できる新たな価値基準として生み出されたモノがお金です。『モノやサービスを売る→お金を受け取る→お金を貯める(貯蔵)→欲しいモノやサービスを買う』このような流れで、私たちの生活が成り立っていったのです。それでは具体的に、日本のお金の歴史を見ていきましょう。

古代のお金

7世紀〜12世紀半ばのお金の歴史を見ていきます。今までは物々交換の時代でしたが、7世紀になり、ようやく金属製のお金が発行されました。日本最古のお金は、683年頃に発行された富本銭です。そして、708年に和同開珎が発行され、古代には合計13種類の銅銭が発行されました。金属製のお金の誕生により、すぐにモノやサービスと交換をせずに、お金を貯めておくという文化が出てきました。金属製のお金は腐敗しにくい為、貯蔵するのにはピッタリです。しかし、お金の材料である銅の生産量が減少してしまった為、銅銭の品質が悪化し、粗悪な銅銭が出回るようになりました。品質の悪化に嫌気がさした人々が多く、次第に銅銭は使われなくなり、10世紀半ば以降には銭貨の発行は停止し、再びコメや絹などがお金として利用されるようになりました。

中世のお金

12世紀半ば〜16世紀後半のお金の歴史を見ていきます。この時代は、日宋貿易(日本と中国の貿易)が活発に行われていました。日本から中国へは、日本刀などの伝統工芸品や金・銀・銅などの鉱物が輸出され、中国から日本へは、絹織物や陶磁器、香料、宋銭などが輸入されました。その為、12世紀半ば以降に中国から流入した宋銭が頻繁に使われるようになったのです。以前は年貢をコメで納めていましたが、中世の時代には年貢を銭貨で納めるようになりました。その為、農産物などを売って銭貨を獲得するという文化が生まれました。しかし、15世紀後半に中国から入ってくる銭貨が減った為、日本でも私的に銭貨をつくるようになりました。中国の銭貨を模倣してつくった銭貨は粗悪品が多く、良銭と悪銭を区別する撰銭が行われました。

近世のお金

16世紀後半〜19世紀後半のお金の歴史を見ていきます。中世の末期に、私的につくった銭貨が流通し、良銭と悪銭を区別する撰銭が行われるようになった為、1601年に徳川家康が大きさや重さなどを統一した金貨・銀貨の発行を決めました。更に、今までの粗悪品の銭貨の代わりに高品質な銅貨である寛永通宝を発行し、金・銀・銅の3種類の日本独自のお金が広く使われることになりました。そして、1610年には日本初の紙幣、山田羽書が伊勢の商人により発行されました。一般的に、現在のお金のように決済手段として貨幣が流通したのは江戸時代だといわれています。江戸時代には、手数料をとって貨幣の両替や預金、手形発行や貸出などを行う両替屋が誕生し、現在の銀行業の礎を築いたのです。

近代のお金

19世紀後半〜現在までのお金の歴史を見ていきます。明治維新後の1871年に、全国統一通貨の円が導入されました。欧米の銀行をモデルとし、全国各地に民間銀行が設立され、その中でも国立銀行には紙幣の発行が認められたのです。しかし、1877年に西南戦争が勃発し、政府は戦争費用を賄うために巨額の軍資金が必要になり、国立銀行紙幣の発行を乱発しました。その結果、2年間で紙幣流通高が50%以上も増えてしまい、物価の高騰と貨幣価値の下落に直面しました。貨幣価値の下落に悩まされた政府は、増発された紙幣を回収することで、貨幣価値の信頼回復を狙いました。しかし、貨幣価値の下落は止まらず、1882年に松方正義大蔵卿(財務大臣)が日本銀行を設立しました。中央銀行としての日本銀行の役割は、お金の価値を安定させることです。1885年に最初の日本銀行券である大黒札(10円券)が発行され、これ以降は日本銀行のみが紙幣の発行を行うことができるとし、我が国唯一の発券銀行としての機能を持つようになったのです。このようにしてお金の歴史が築かれ、現金から徐々にクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済へと変化しています。しかし現在のところ、1871年に円が導入されて以来、約150年間も日本円が法定通貨として使用されているのが現実です。それでは次に、私たちが毎日使っているお金の機能について学んでいきましょう。

お金の3つの機能

お金の機能

私たちが毎日使っているお金には、3つの機能があります。

  • 貯蔵機能
  • 交換機能
  • 価値尺度機能

現在発行されている日本円は、一万円札・五千円札・二千円札・千円札の4つの紙幣と500円貨幣・100円貨幣・50円貨幣・10円貨幣・5円貨幣・1円貨幣の6つの貨幣です。紙幣は日本銀行が発行権を持ち、独立行政法人国立印刷局で製造された紙幣を日本銀行で引き取ります。一方、貨幣は日本政府が発行権を持ち、財務大臣が独立行政法人造幣局に貨幣の製造を行わせ、日本銀行に製造済みの貨幣を交付します。そして、紙幣と貨幣は、日本銀行→民間銀行へと行き渡り、私たちの手元に届くのです。それでは具体的に、お金の3つの機能を見ていきましょう。

貯蔵機能

お金の機能の1つ目は、貯蔵機能です。私たちはモノを買ったりサービスを受ける時に、お金と交換しています。お金が使われる前は、物々交換をしていました。しかし、物々交換にはいくつかの問題点がありました。食料などは保存が難しく、長期間保存をしておくと腐ってしまいます。一方、お金は腐らない為、長期間の保存に向いています。「今すぐ欲しいものはないけれど、お金が貯まったら車を買おう」など、お金を貯める(貯蔵する)文化が出来たのです。お子様に「お小遣いは全部使わずに、貯金しておきなさい」などと親が言うのも、紙幣や貨幣が腐らずに、お金に貯蔵機能があるからこそ成り立つアドバイスです。

交換機能

お金の機能の2つ目は、交換機能です。私たちは、一生懸命働いてお金を稼いでいます。世の中のありとあらゆるモノやサービスには、値段が付けられていますね。物々交換時代にはモノとモノを交換していましたが、やはり色々と不都合が起こってしまいます。例えば、米と肉を交換しようとした時に「私は米を食べないから、肉と交換出来ないよ」と言うような場面に遭遇します。誰しも、自分の好みのモノと交換を希望します。しかし、人の好みは様々です。すると、スムーズに交換ができないと言う問題点があったのです。そこで、お金をモノやサービスと交換する文化が出来たのです。お金であれば受け取った人は、再び自分の好きなモノやサービスに交換することが可能です。

価値尺度機能

お金の機能の3つ目は、価値尺度機能です。私たちは、モノの価値を正確に判断できるでしょうか?例えば「肉と魚」・「果物と野菜」を交換する時に、全く同じ価値になるように交換するのは難しいです。人それぞれ、モノの価値には違いがあるからです。あなたは、お中元やお歳暮、プレゼントなどを貰って「他のモノが良かったな」なんて思った経験はないでしょうか?贈り物を送る側は価値があると思ってプレゼントしても、受け取る側はそれほど価値を感じないと思う場面は時々あります。ほとんどの人は、モノやサービスの価値を正確に判断できないからです。私たちは、モノやサービスの価値を値段で判断しているのです。肉1万円分と魚1万円分の交換であれば、同じ価値ですね。このように、お金にはモノやサービスの価値を判断する価値尺度があるのです。

まとめ

こどものマネー教育

本日は、お金の歴史と3つの機能について学びました。昔は物々交換から始まり、7世紀になりようやくお金が誕生して、現在のように私たちの経済活動が行われるようになりました。しかし、紙幣や貨幣などのお金自体には何の価値もありません。紙幣は単なる紙切れですし、貨幣も単なる金属でしかありません。それではなぜ、私たちは何の価値もないお金の為に一生懸命働いているのでしょうか?それは、モノやサービスには値段が付けられていて、私たちが生活していく為にはお金を稼ぐ必要があるからです。そして、お金は各国の中央銀行の信頼のもとで成り立っているということです。もしも各国の中央銀行の信頼がなくなってしまったら、いくらお金を稼いでもただの紙切れや金属なのです。このことをしっかり理解して、お金の使い方や増やし方をこどもの頃から学ぶ必要があるのです。もしも資産運用を始めたいけれど、誰に相談して良いのか分からないという人は、マネー教育のマネージュまでご相談下さい。全国どこでも対応いたします。マネージュでは、中立的なファイナンシャル・プランナーとして、マネー教育に特化したコンサルティングを実施しています。少しでも興味を持って頂けた方は、公式LINEへの登録と、セミナー、コンサルにお申し込み下さい。あなたのお役に立てるように、全力でサポートさせて頂きます。

この記事を書いている人 - WRITER -
ファイナンシャル・プランナー/世界最大手、スイスのプライベートバンク勤務時代には、金融資産2億円以上の日本を代表する経営者、開業医、事業法人の資産管理を担当。現在は、一般の方から経営者、開業医などの富裕層まで、幅広い顧客にマネー教育に特化したファイナンシャル・プランニング業務を提供している。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© マネージュ , 2020 All Rights Reserved.