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新型コロナウイルスによる世界経済への影響

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ファイナンシャル・プランナー/世界最大手、スイスのプライベートバンク勤務時代には、金融資産2億円以上の日本を代表する経営者、開業医、事業法人の資産管理を担当。現在は、一般の方から経営者、開業医などの富裕層まで、幅広い顧客にマネー教育に特化したファイナンシャル・プランニング業務を提供している。
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皆さんこんにちは。ファイナンシャル・プランナーの渡邊です。今日は、今世界中で大流行している新型コロナウイルスによる世界経済への影響に関して書いていきます。2月27日に安倍総理が全国の小学校・中学校・高校の休校を要請しましたが、1日でも早く新型コロナウイルスの終息と感染者の方々の回復を願っています。私たちは、グローバル社会の中で生活をしています。その為、2002年に流行したSARSや2012年に流行したMERSなど、たびたび感染症が世界経済に影響を及ぼします。正しい感染症の予防知識と正しい金融知識を身に付けることで、私たちの生活を守ることができるでしょう。それでは、新型コロナウイルスによる世界経済への影響を一緒に考えていきましょう。

新型コロナウイルスとは

新型コロナウイルスは2019年末に中国武漢にて発症が確認され、その後、人から人への感染が拡大し、世界中に感染が拡大しています。遺伝子配列から、コウモリが新型コロナウイルスの起源になった可能性が考えられています。最初に発症が確認されたのは中国の武漢ですが、中国から感染者が移動することにより、今では中国以外の77カ国・地域で感染が確認されています。中国を含む世界全体の感染者数は9万3000人を超えており、肺炎のような症状が原因で世界全体で3000人以上が亡くなりました。中国以外でも、韓国・イタリア・イランへの感染が広がり、日本でもダイヤモンド・プリンセス号の船内で感染が拡大し、日本国内でも1000人を超える感染者が確認されています。厚生労働省のHPによると、アルコール消毒などで感染力を失うことが確認されていますが、今現在ではワクチンなどの有効的な対処法は無く、外出を減らし、マスクを着用し、手洗いうがいをすることで感染を予防するしか方法がありません。

新型コロナウイルスによる経済への影響

新型コロナウイルスによる世界経済の影響は、一体どのようなものがあるでしょうか?3月2日から全国の小学校、中学校、高校が休校になりました。社会人の皆さんも在宅勤務を推奨する会社もあり、私たちの日常生活にも大きく影響が出始めています。人々の外出が減っている為、飲食業界は大きく売り上げが落ち込んでいます。著名人による講演や企業研修などのイベントも中止が相次いでいます。プロ野球やJリーグなどのスポーツも無観客試合や延期などの対応をしています。中国から素材などを仕入れているアパレル業界も大打撃をくらっています。更には、海外旅行のキャンセルも続々と出始め、旅行会社大手のHISは、創業以来初めての最終赤字が11億円になる見通しだと発表しました。世界中の人々が外出を減らし、必要最低限の消費行動しかしなくなれば、当然ですが、経済は落ち込みます。その為、株式市場では世界中の株価が下落をしている状況です。

リスクオフ相場

今回のコロナウイルによる感染症の拡大など世界経済の見通しが不透明になると、世界中の投資家が損失を拡大させないために投資を手控えます。積極的にリスクを取った投資を控え、極力、リスクを低くしようとするのです。この様に、投資家がリスクを積極的に取らない相場展開のことを、リスクオフ相場と呼びます。ちなみに、資産運用の世界では、リスクとは変動率(ボラティリティ)のことです。『リスク=危険』だと思っている人もいるかもしれませんが、正しくは『リスク=変動率の大きさ』です。もしも『リスク=危険』であれば、リスクマネジメントやリスクコントロールという言葉はおかしいですよね。危険なものには近付いてはダメです!危険はコントロールするべきではなく、排除するべきです。リスクコントロールとは、変動率を調整することなのです。では、リスクオフ相場の時に投資家が取る具体的な行動はなんでしょうか?それは、株を売却して債券へ、高金利通貨を売却して低金利通貨へ資金を移します。出来る限り損失を少なくしようと、リスクの低い(変動率の低い)金融商品に資産を避難するのです。

為替相場への影響

今回のようなリスクオフ相場では、株式や債券などの金融商品だけではなく、為替相場にも影響が出てきます。日本で生活をし、日本円で給与をもらって、海外旅行に一切行かない人にも、為替相場は影響があります。なぜなら、私たちはグローバル社会で生きているからです。日本国内で生活をしていたとしても、全く外国製品に頼らずに生きていくことはできません。車を運転する時に必要なガソリンなどのエネルギー、服や靴などのアパレル製品、高級ブランド品や食料品など、ありとあらゆるモノが海外から輸入されてきているのです。その為、普段から為替に関しては勉強をしておいた方が良いと思います。ちなみに、トヨタ自動車は、1円の円高で400億円の利益が吹っ飛びます。そのくらい、円高や円安による経済への影響は大きいのだという認識を持って頂きたいです。

為替が動く要因とは

為替レートは、どのような理由で動くのでしょうか?為替は様々な理由で動くので非常に難しいのですが、最も簡単な理由は、需要と供給のバランスです。例えば、私たちに最も身近なドル円の為替で考えてみましょう。

  1. ドルを買いたい人
  2. ドルを売りたい人
  3. 円を買いたい人
  4. 円を売りたい人

この人たちの需要と供給のバランス(需給バランス)で為替レートは動きます。ドルを買いたい人が多ければ、ドル高円安方向に動き、円を買いたい人が多ければ、ドル安円高方向に動くのです。短期的な為替レートの動きは、需要と供給のバランスで決まります。どんなに経済のことを熟知しているプロフェッショナルでも、短期的な為替で勝つことは難しいです。では、長期的な為替レートは、どのような理由で動くのでしょうか?長期的な為替レートは、金利差で動きます。もしも、為替リスク(円高リスク)が一切無い状況があるとすれば…あなたは、次のうちどの通貨で預金をしますか?

  1. 円預金…金利0.01%
  2. 米ドル預金…金利1%
  3. ブラジルレアル預金…4%
  4. トルコリラ預金…7%

為替リスクが一切無い状況であれば、私なら絶対に4のトルコリラ預金をします。なぜなら、トルコリラは日本円の700倍もの金利を受け取れるからです。人間には儲けたいという欲があります。その為、経済が正常な状態であれば、高金利通貨に資金が流れやすい傾向があるのです。ただし、実際は為替リスクがあるので、そう簡単にはいきません。FXの投資家や海外への投資をしている人はもちろんですが、日常生活をしている私たちは、為替と上手くお付き合いしていく必要があるのです。海外旅行の費用や日常の買い物などでも、為替によって支払う金額が大きく変わる為、ある意味節約にもつながるからです。

為替との上手な付き合い方

投資をしていると、必ず直面するのが為替リスクです。日本は、GDP成長率も金利もゼロです。それならば、GDP成長率も金利も高い海外への投資は有効だと考え、多くの投資家はグローバルに分散投資をするのです。しかし、せっかく高金利を受け取っていても、為替が円高になり為替差損が出てしまっては意味がありません。一般的に、リスクオフ相場の時には、為替は円高に振れます。リスクオフ相場の時に、新聞やニュースで『安全資産の円が買われた』と言われますが、それは完全に間違えです!例えば、今回のような新型コロナウイルスの感染症拡大が起こった時も、実際に為替は円高に振れています。しかし、よく考えてみて下さい。クルーズ船が横浜に停泊し、日本国内での感染者は1000人を超えているのです。これ以上の感染拡大を防ぐために、学校も休校している状況です。どう考えても、日本が安全であるとは思いませんね。リスクオフ相場の時に円高に振れるのは、金利差が問題なのです。世界の主要国政策金利を確認してみましょう。

世界主要国政策金利一覧(2020年3月4日現在)

  • アメリカ…1.25%
  • 欧州…0.00%
  • 日本…-0.10%
  • イギリス…0.75%
  • オーストラリア…0.75%
  • ニュージーランド…1.00%

世界の主要国で最も金利が低いのは日本なのです。その為、リスク(ボラティリティ)を低く抑えるために、最も金利が低い日本円にお金が集まってくるのです。もしも、日本の政策金利が5%あったとしたら、リスクオフの時に、安全通貨だからといって日本円が買われることは絶対にないと思います。以上のことから、リスクオフ相場の時は、日本円が他の通貨に対して全面高(円高)になることが多いのです。為替との上手な付き合い方は、為替を対円だけで考えるなということです。海外によく行く人はわかると思いますが、両替所に行った場面を想像してみて下さい。海外の両替所で、為替を対円レートで表示している国はほとんどありません。世界の為替取引で最も多く取引されているのは、基軸通貨でもある米ドルです。2019年にBIS(国際決済銀行)が発表したデータでは、米ドルが44%、ユーロが16%、日本円が8.4%、イギリスポンドが6.4%となっています。その為、為替は常に外貨対外貨で考える習慣を身に付けましょう。海外の両替所では、EURUSDやGBPUSD、AUDUSDなど外貨対外貨のレート表示がされています。リスクオフ相場で円高が進行する場合、外貨対外貨で為替を比較し、安くなった通貨を買っておけば、為替で儲かるチャンスがあるのです。

暴落相場の時こそチャンス

アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェット氏は、資産を増やすためには『暴落時こそチャンスである』と言っています。あなたが選んだ個別銘柄が上がるかどうかは知りませんが、グローバルで考えた場合、世界経済が5年も10年も低迷し続けることはあり得ません。なぜなら、各国中央銀行が金利の上げ下げを行いながら、景気を調整するからです。もともと、中央銀行の役割は物価の安定です。経済はインフレ(物価上昇)とデフレ(物価下落)を繰り返しながら、緩やかに成長をしていくのです。したがって、世界に分散投資を行い、正しい資産運用をし続ければ、あなたの資産は増えるはずなのです。ほとんどの投資家は、損失を出して途中で投資をやめてしまうか、レバレッジをかけすぎて強制ロスカットで退場してしまうか、あるいは間違った投資を行っているのです。数年に1度は暴落相場がおきますが、良い資産を買い増すチャンスだと考え、投資を継続することをお薦めします。

短期的な戦略

相場が暴落した時に、短期間で利益を出したい投資家には、次のような戦略が有効です。

  • ベア関連商品(インバース)
  • VIX指数(恐怖指数)
  • 金(ゴールド)
  • 債券関連商品

投資の基本は、安く買って高く売ることです。しかし、オプション取引なども含めると、相場が下がっても利益を出すことができるのです。ベア関連商品(インバース)は、相場が下がると価格が上昇する商品です。ダウ平均や日経平均などの先物を売却することで、高く売って安く買い戻すような商品性を持っています。VIX指数(恐怖指数)とは、Volatility Indexの略です。下落相場が続くと、投資家がこの先の経済に不安を感じるため、VIX指数(恐怖指数)が上昇します。そして、下落相場は通貨の円高を引き起こします。先行き不透明感の経済状況では、利下げを行いますので、通貨を持っていても受け取る金利が下がってしまいます。その為、実物資産である金(ゴールド)が買われるのです。更には、値動きが大きい株式を売却して値動きの小さい債券へと資金が流れます。相場下落時には、このような一連の流れがありますので、短期的に利益を出したい投資家は、上記のような商品を購入すれば利益が出やすい傾向があるのです。

長期的な戦略

相場が暴落した時に、中長期で利益を出したい投資家には、次のような戦略が有効です。

  • 欧米諸国の株式
  • 新興国の株式(BRICSやASEANなど)
  • 世界の不動産(グローバルREIT)
  • 以前から狙っていた投資商品

相場が暴落した時に、中長期で資産形成を考えている投資家は、良い資産を仕込む大チャンスです。株式は、日本株よりも経済成長率が高い欧米諸国の株式の方が、将来値上がりしやすいです。更には、今後の世界経済を引っ張っていく新興国も絶好の買い場です。中国やインド、東南アジアの経済成長率は5%を超えていますので、中長期で考えれば良い投資先です。日本は空き家問題などもありますが、世界的には人口も増え続けていますので、世界の不動産からは安定した配当が期待できます。そして、以前からあなたが狙っていた投資商品がある場合には、相場暴落時に買えば、今後の値下がりリスクが軽減されます。永遠に上昇する相場(バブル)もなければ、永遠に下落する相場(世界恐慌)もないのです。バブルは必ず弾けますし、世界恐慌は金融緩和によって脱出できるのです。金融商品の特徴をしっかり理解して、世界に分散投資をすることが、投資で成功するための必須条件です。このブログを読んで「家計の見直しや資産形成に関して相談したい」と思った方は、是非、お気軽に連絡を下さい。全国どこでも対応いたします。遠方のお客様は、zoomというアプリを利用して、お互いのパソコンの画面を見ながらコンサルを行います。マネージュでは、中立的なファイナンシャル・プランナーとして、マネー教育に特化したコンサルティングを実施しています。少しでも興味を持って頂けた方は、公式LINEへの登録と、セミナー、コンサルにお申し込み下さい。あなたのお役に立てるように、全力でサポートさせて頂きます。

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