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ユーロ崩壊?イギリスEU離脱で考える欧州問題

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ファイナンシャル・プランナー/世界最大手、スイスのプライベートバンク勤務時代には、金融資産2億円以上の日本を代表する経営者、開業医、事業法人の資産管理を担当。現在は、一般の方から経営者、開業医などの富裕層まで、幅広い顧客にマネー教育に特化したファイナンシャル・プランニング業務を提供している。
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皆さんこんにちは。ファイナンシャル・プランナーの渡邊です。今日は、2019年3月29日に迫った、イギリスのEU離脱(Brexit問題)について書いていきます。イギリスがEUを離脱した後の影響や、EUが抱えている問題などをわかりやすく解説します。まずは、Brexit問題についてみていきましょう。

Brexit問題とは

Brexit問題とは、2016年6月23日に実施された国民投票の結果により、イギリスがEUから離脱をするという重要な決断のことです。イギリス(Great Britain)がEUから離脱(Exit)を略語化して、経済界ではBrexit(ブレグジット)問題と呼ばれています。せっかくヨーロッパで連携して、EU諸国として地位を築き上げたにも関わらず、なぜ、イギリス国民は、EUを離脱することを選んだのでしょうか?まずは、EUの成り立ちをおさらいしてみましょう。

EUの成り立ち

EUの歴史は、1952年の欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)設立にさかのぼります。第二次世界大戦後の欧州復興の為に、軍事資源でもある石炭と鉄鋼を共同で開発することで、平和と経済安定を図ろうとしたのが目的です。当初は、ベルギー・ドイツ・フランス・イタリア・ルクセンブルク・オランダの6ヶ国で始まりました。その後、世界平和と欧州諸国内の円滑な貿易や経済発展のために、1993年にEU(欧州連合)が設立されました。ヨーロッパの小国がたくさん集まって、米国に対抗しようとしたのです。通常は、国vs国の貿易には、高い関税をかけたりして、自国に有利な条件で外交政策を行います。しかし、EUの誕生により、人・モノ・カネ・サービスが、ヨーロッパ諸国を自由に行き来できるようになりました。小さな国でも集まって協力すれば、世界一になれると考えられたEU(欧州連合)は、現在、28ヶ国まで拡大しました。しかし、一致団結も良いことばかりではないはずです。そこで、EUのメリットとデメリットを紹介します。

EUのメリット

  • EU内で貿易や経済活動が自由にできる
  • EU内の移動が手軽にできる
  • 共通通貨であるEUR(ユーロ)が使える(両替不要)
  • 為替レートを気にしなくても良い
  • 貧しい国はEUから補助金がもらえる

EUのデメリット

  • 衛生面や環境設備などをEUの厳しい基準に合わせないといけない
  • 豊かな国は貧しい国へ補助金を支払う
  • 独自の経済政策が行えない
  • 移民が多く流入する可能性がある
  • 違法薬物が広まったり犯罪者がEU全域に逃亡できる

EU(欧州連合)の失敗

イギリスは、なぜEU脱退を選択したのでしょうか?それは、EUには致命的な欠点があるからです。まず、国境を越えて人が自由に行き来できるという点です。これが原因で引き起こったのが、移民問題でした。ヨーロッパの貧しい国に人たちが、比較的経済が豊かな国へ移動したのです。すると、自分たちの仕事も移民によって奪われてしまうのです。今まで経済的に豊かだった人が、他国の人のせいで失業をしてしまうのです。そして最大の問題点は、EUの補助金制度です。EUは、『みんな仲良く運命共同体』というコンセプトです。その為、経済的に豊かな国は、貧しい国々を助ける為に、補助金を拠出する必要があるのです。一生懸命頑張っても貧しいというのなら話はわかります。しかし、全く頑張らないのに、貧しい人の援助を永遠とするのは如何なものかと疑問を抱く人もいるでしょう。ヨーロッパは小国の集まりですが、同じEUに加盟をしていても、経済格差がものすごくあるのが現状です。欧州内の経済格差のことを、南北格差といいます。ドイツ・スウェーデン・フィンランドなど北欧諸国は財政的に豊かな国が多く、アイルランド・イタリア・ギリシャ・スペイン・ポルトガルなど南欧諸国は財政的に厳しい国が多いのです。

EUR(ユーロ)の限界

1999年に欧州内の単一通貨としてEUR(ユーロ)が導入されました。当初は、銀行間で取引されていましたが、2002年からは、ユーロ紙幣や硬貨が流通し始め、現在では、25ヶ国(EU加盟国では19ヶ国)で利用されています。私たちがヨーロッパ旅行をする時には、共通通貨としてEUR(ユーロ)が使えると便利ですね。ヨーロッパ周遊をしても、両替をしないでユーロで支払うことができるからです。しかし、経済という観点から考えると、共通通貨という発想が大問題なのです。

景気調整は金利で行う

ユーロの最大の問題は、共通通貨という発想に限界があるということです。一見、為替レートを気にすることなく貿易や生活ができるというのは便利なように思えます。しかし、経済には波があります。好景気の時もあれば、不景気の時もあります。人生も同じですね。では、景気の調整はどのようにして行われているか考えてみましょう。一般的に、景気調整は、金利の上げ下げで行われています。景気が良い時は金利を引き上げ、景気が悪い時は金利を引き下げます。金利の上げ下げは、各国の中央銀行が実施します。各国中央銀行の役割は、物価の安定なのです。しかし、残念ながら、EUでは金利の上げ下げで景気を調整することができません。なぜなら、欧州の南北格差があるにも関わらず、同じ金利を使わなくてはならないからです。EU内での景気調整は、ECB(European Central Bank)欧州中央銀行が行なっています。豊かな国も貧しい国も混ざっているにも関わらず、EUとして、同じ金利を使っているのです。これでは、ある国で景気が悪いからといって、勝手にユーロの金利を引き下げることはできませんね。これが、世界共通通貨は実現しない理由です。そして、以前のブログにも書きましたが、仮想通貨が世界共通通貨にはなれない理由です。

イギリスの次はどこ?

イギリスは、2019年3月29日のEU離脱に向けて、EUと条件交渉をしているしている最中です。しかし、離脱交渉は難航しています。EU諸国側も、イギリスに簡単に抜けられては困ります。他の27ヶ国に「なんだ、EUを抜けた方がメリットがあるじゃないか!」と思われては困るからです。もしも、イギリスに有利な条件で離脱が可能という判断が下されると、次は、イギリス以外の国々も、EU離脱を選択する可能性があるのです。そうなると、いずれEUは崩壊に向かい、通貨EUR(ユーロ)も廃止されてしまうかもしれません。そうならない為に、イギリスにはEU脱退を選択した痛みを伴って、離脱をしてもらう可能性が高いのです。イギリスは、EUを離脱してから5年〜10年程度は、苦しむ環境が続くと思います。しかし、その苦しい期間を乗り越えた後には、イギリス王国復活というほど、大成長をしているかもしれません。経済は人生と同じで、波があります。好景気・不景気を繰り返しながら、少しずつ成長をするものです。あなたの資産も、焦らずに、少しずつ増えるように、正しい資産形成のスキルを身に付けましょう。マネージュでは、中立的なファイナンシャル・プランナーとして、マネー教育に特化したコンサルティングを実施しています。少しでも興味を持って頂けた方は、LINE@への登録と、セミナー、コンサルにお申し込み下さい。少しでもあなたのお役に立てるように、全力でサポートさせて頂きます。

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