皆さんこんにちは。ファイナンシャル・プランナーの渡邊です。今日は、運命のプロ野球ドラフト会議です。全国の高校生や大学生、社会人がドキドキしながら、球団からの指名を待っているでしょう。プロ注目の奥川投手(星稜高校)や佐々木投手(大船渡高校)、石川選手(東邦高校)は、どこの球団に入団するのでしょうか。将来のスター選手として、各球団がどのような補強戦略をとってくるのかに注目が集まります。しっかりしたドラフト戦略をとった球団が、将来的には常勝軍団としてプロ野球球界を制することでしょう。資産形成が苦手の方は、ドラフト会議と同様に、あなたの資産計画を見直してみましょう。スポーツでも資産形成でも、成功するためには共通の法則があります。是非、あなたも補強計画を立ててみましょう。
プロ野球で勝つには
プロ野球で勝つには、どのようなチームを作り上げればよいでしょうか?野球は9人で戦うチームスポーツです。ピッチャー・キャッチャー・ファースト・セカンド・サード・ショート・レフト・センター・ライトの9つのポジションがあります。打って守って走る…走攻守3拍子揃った選手といえば、メジャーリーガーだったイチロー選手(元マリナーズ)が有名ですね。基本的には、ピッチャーが豪速球を投げて、4番打者がホームランを打ちまくれば勝てるのです。しかし、そんなに甘い世界ではありません。しっかりと守備をこなして、得点を入れていかないと勝てません。得点を入れるには打順を工夫する必要があります。打率3割・30本塁打・30盗塁を達成することをトリプルスリーと言いますが、歴代のプロ野球選手でトリプルスリーを達成した選手はたったの10人しかいません。それほど、野球は難しいスポーツなのです。それでは、試合で勝つために重要な各ポジションに適正と打順の役割について見ていきましょう。
各ポジションの適正
- ピッチャー…球速が速いまたは変化球が投げれる
- キャッチャー…守りの要で、肩が強くバッティングが得意
- ファースト…パワーがありホームランを打てる
- セカンド…守備がうまく足も速い
- サード…肩が強くバッティングが得意
- ショート…守備がうまく足も速い
- レフト…肩が強く守備も良い
- センター…肩が強く守備も良い
- ライト…肩が強く守備も良い
簡単な各ポジションの適正です。打撃の中心となるようなパワーのある選手は、ファースト・サード・外野の守備位置につく場合が多く、守備が上手い選手は、セカンド・ショートを守ることが多いです。続いて、打順を考える時のポイントを見ていきましょう。
各打順の役割
- 1番…足が速くヒットを打てるまたは選球眼がある
- 2番…バントが上手いあるいはヒットを打てる
- 3番…ホームランを含めた長打が打てる
- 4番…ホームランを含めた長打が打てる
- 5番…ホームランを含めた長打が打てる
- 6番…ヒットが打てて盗塁もできる
- 7番…ヒットが打てて盗塁もできる
- 8番…バントができるまたは進塁打が打てる
- 9番…バントができるまたは進塁打が打てる
得点を入れるイメージとしては、1番・2番が塁に出て、3番〜5番のクリーンナップで長打を打ち得点を入れます。そして、6番・7番が塁に出て、8番・9番が繋いで、再び1番からの攻撃で攻めるのです。野球は得点を入れないと勝てないスポーツです。その為、打撃は本当に重要なのです。打撃が重要な理由は、野球は7割は失敗をするスポーツだからです。10回バッターボックスに立ち、3回ヒットを打てれば一流プレーヤーなのです。圧倒的に打てない確率の方が高い中で、いかにして塁に出るのかがポイントなのです。
適材適所が大切
各打順の役割を見てきましたが、試合に勝つためには、4番バッターのようなパワーがある選手ばかりを集めれば勝てるのでしょうか?ホームランバッターが9人いても、おそらく試合では勝てません。なぜなら、野球で打てる確率はたったの3割しかないからです。そして、一流プレーヤーの成績でも、年間のヒット数は200本、年間のホームラン数は40本程度が限界です。つまり、パワーのある選手ばかりを揃えたとしても、ホームランを打つのは難しいということです。その為、ヒットを打ち、盗塁をして、送りバントをするといった戦略が必要になってくるです。だからこそ、適材適所の人材が必要なのです。私の独断と偏見で、歴代のプロ野球選手で打順を組んでみます。
このメンバーで勝てる?
歴代のプロ野球選手から打順を組んでみます。果たしてこのメンバーで、試合に勝つことはできるでしょうか?
- 1番…高木豊(ヒットが打てて足が速く盗塁ができる)
- 2番…荒木雅博(バントが上手く足も速い)
- 3番…山田哲人(長打が打て足も速い)
- 4番…井口資仁(ホームランが打てる)
- 5番…浅村栄斗(ホームランが打てる)
- 6番…仁志敏久(長打が打てる)
- 7番…立浪和義(ヒットが打てて走塁も上手い)
- 8番…菊池涼介(ヒットが打てる)
- 9番…和田豊(ヒットが打てる)
私が独断と偏見で選んだ打順です。一応、各打順の役割は守っています。歴代のスター選手ばかりですが、このメンバーで試合には勝てません。問題なのは、ポジションが全てセカンドということです。同じポジションの選手ばかりを揃えても、試合には勝てません。この選手たちは、セカンドでは超一流プレーヤーですが、他のポジションを守らせた場合、もっと上手い人はいるのです。何度も言いますが、スター選手ばかりを揃えても試合には勝てません。試合に勝つためには、適材適所が大切なのです。
勝つためのドラフト戦略
勝つためのドラフト戦略とは、弱点の補強です。自分のチームのどのポジションが弱いのかを分析し、弱点を補強したチームが勝つのです。どんなに人気があり将来のスター候補でも、同じポジションに複数のスターはいらないのです。例えば、ピッチャーでも先発投手なのか、中継ぎ・抑えを補強するのかや、豪速球を投げる速球派か変化球中心の技巧派を獲得するのかなど、各球団は戦略を考えているはずです。そしてもう一つ大切なのが、良い指導者との出会いです。プロの世界に入って、すぐに活躍する選手はごくわずかしかいません。自分の能力を最大限に引き出してくれる良い指導者との出会いが、今後の活躍を左右するのです。それでは資産形成に関して、どこがドラフト戦略に似ているのかを考えてみましょう。
資産を増やす方法
資産を増やす方法は、たった2つしかありません。収入−支出=貯蓄です。貯蓄の積み重ねで資産が増えますね。資産を増やそうと思った場合、入ってくる収入を増やすのか、出ていく支出を減らすのかのどちらかの方法をとります。
- 収入アップ対策
- 支出削減対策
まずは簡単な支出削減対策から説明します。こちらは節約をして無駄遣いをしないということです。何でもすぐに欲しくなってしまう人など浪費癖がある場合は、節約の分野を対策した方が良いです。「安いか安くないか」や「欲しいか欲しくないか」の判断基準ではなく「今必要かどうか」を基準に買い物をしてみて下さい。無駄な買い物が減ると思います。しかし、多くの人は節約に関しては、合格点ではないでしょうか。問題なのは、収入アップ対策です。
収入を増やす4つの方法
収入をアップする方法は4つあります。この中であなたが最も対策をしていないものはどれですか?ドラフト戦略と同じで、弱点を克服することが成功するポイントです。
- 今の会社で年収が上がるように頑張る(交渉する)
- 転職をする
- 起業をする
- 正しい資産運用をする
一生懸命働いても、サラリーマンの年収が簡単に上がる時代ではありませんね。転職をしても誰もが成功するわけではありません。新たな職場に馴染めずに、転職を繰り返すことになってしまうかもしれません。そして、経済的自由を求めて起業をしても、3年以内に倒産してしまう確率は50%、10年以上企業経営を継続できる会社は5%というデータがあります。起業して成功すれば、時間的な自由も経済的な自由も手に入りますが、なかなか厳しいのが現実です。では、資産運用に関してはどうでしょうか?「投資だって資産を増やすのは難しい」と思った方もいるでしょう。しかし、あなたは本気で資産運用の勉強をしたことがありますか?全く勉強もしないで、出来ないのは当たり前です。日本では、学校教育過程でお金に関する授業はありません。その為、ほとんどの人が正しい資産形成の方法を学んでいないはずなのです。資産を増やす最も簡単な方法は、節約や転職、起業ではありません。全くの手付かず分野である資産運用の勉強をすることです。弱点を補強すれば、あなたはきっと成功者になれるはずです。投資はギャンブルではありません。正しいマネー教育を学べば、今の時代に投資をしないなんてありえないと思えることでしょう。これからは、自分のお金は自分で守る時代です。正しい資産形成を行うには、最低限の経済知識とファイナンシャル・リテラシーを身につける必要があるのです。資産形成を学びたいと思った時に重要なことは、お金の相談が気軽にできるファイナンシャル・プランナーとの出会いです。このブログを読んで「家計の見直しや資産形成に関して相談したい」と思った方は、是非、お気軽に連絡を下さい。全国どこでも対応いたします。遠方のお客様は、zoomというアプリを利用して、お互いのパソコンの画面を見ながらコンサルを行います。マネージュでは、中立的なファイナンシャル・プランナーとして、マネー教育に特化したコンサルティングを実施しています。少しでも興味を持って頂けた方は、公式LINEへの登録と、セミナー、コンサルにお申し込み下さい。あなたのお役に立てるように、全力でサポートさせて頂きます。